その指の痛み腱鞘炎かも!?

2024年10月25日

腱鞘(けんしょう)とは
腱(筋肉の端で骨に付着)を滑らかにする鞘(さや)と呼ばれる組織の中を通り、これを「腱鞘」と呼びます。
同じ動作を繰り返し行う事で「腱」が「鞘」で擦れて炎症を起こします。これを腱鞘炎と呼びます。
親指の腱鞘に炎症がおこる『ド・ケルバン病』と指を曲げるときに手のひら側の腱鞘に炎症がおこる『ばね指』があります。

◎原因◎
たとえば、ピアノ演奏やパソコン作業(タイピングが多い)スマホ操作で同じ指ばかり使う方になりやすいです。
また、女性(20代と50代)に発症しやすく妊娠や閉経によるホルモンバランスの崩れにより発症する場合もあります。また、出産をし育児により悪化をする場合もあります。

◎症状◎
ド・ケルバン病では、親指の根本に熱感や腫れがみられます。また親指や手首を動かした時に痛みもでやすいです。
ばね指では、指を曲げたり伸ばしたりするときに痛みを感じます。途中で引っかかりを感じ動かしにくくなり、それ以上動かすと急に引っかかりがなくなり動きバネのような弾発現象」がみられます。

◎治療法◎
基本的に安静させ極力使わないことが優先されます。
当院で患者様にできることは
「ハイボルテージ電気」「鍼灸治療」となります。
炎症が起きている所のアプローチと痛みを起こす原因の筋肉にアプローチをしていくことが重要となります。