まずはお肌を知りましょう!

2024年11月12日

肌ってどうなっていると思いますか?
網目模様のような凹凸であることは手の甲をみてもらうとわかります。
細かく溝が走っていて三角形や四角形の模様が浮き出て見えます。
溝を「皮溝」、模様の部分が「皮丘」と呼ばれています。模様がくっきり規則正しく並んでいて、かつ模様ひとつひとつが小さい肌は、キメ(肌理)が整っている肌です。
キメは肌の奥からの肌再生リズムを反映します。

皮膚は、上から表皮真皮皮下組織の3層でできています。
皮膚の表面にある「表皮」の主な働きは、保護作用です。外からの刺激などが体内に入らないように守ったり、異物が入ってきたときに神経に伝える働きもあります。また、体内の水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを保つ役割もあります。
表皮の下にある「真皮」の主な働きは肌の弾力やハリを保つこと。加齢などによって働きが低下すると肌を支えれなくなり、シワやたるみが生じる原因になります。

◎肌のキメを維持するために大切な5つのこと◎
1.肌が生まれ変わること
2.うるおいを守り抜く防御力
3.新しい肌細胞を生み出す生命力
4.ハリや弾力をつかさどる細胞の活力
5.肌に酸素や栄養素を送るネットワーク

1.肌が生まれ変わる
表皮の1番下にある基底層で新しい細胞が生まれ、約28日かけて上へあがっていき最後は垢となって剥がれ落ちるサイクルを「ターンオーバー」といいます。
40代になると約40日かかると言われています。
シワやシミができやすくなったりするのはそのためです。

2.うるおいを守る防御力
バリア機能の働きを担っているのは、表皮の1番上にある角層です。角層は0.02mmほどしかなくラップ1枚の薄さと言われています。
角層は細胞どうしをぴったり埋める「角質細胞間脂質」があり、密着ができている状態で外からの異物を中に入れないというバリア機能が働いています。
また、肌の内側から湧き出る水分を角層に蓄えることで肌の乾燥を守っています。

3.新しい細胞を生み出す生命力
表皮の中で奥深くにある「基底層」表皮の細胞をつくる工場としての役割があります。
また、真皮を守る働きもあります。
過度なダイエットなどでタンパク質の栄養源が不足したり、血行不良を起こすと基底層に栄養と酸素が行き渡らずターンオーバーの妨げとなります。
規則正しい生活・食事、正しいスキンケアが大事になってきます。

4. ハリや弾力をつかさどる細胞の活力
真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など真皮を構成してある成分を生み出すのが線維芽細です。
若いうちは線維芽細胞がいろんな成分を生み出し、活性されていますが年齢とともに細胞自体が減ったり衰えたりします。
また、紫外線や酸化、糖化などの影響などによってしわやたるみが加速します。

5. 肌に酸素や栄養素を送るネットワーク
肌も植物同様、栄養や酸素が必要です。
これは毛細血管といって血管の中でも細い管が肌に位置しています
役割は栄養と酸素を運び、二酸化炭素と老廃物を回収します。そのため血行不良になると酸素が行き届かなくなり老廃物がたまり肌がくすんで見えたり乾燥をするのです。
マッサージや運動が大事になります。