膝の痛み

2024年09月12日

今日は、膝の痛みについてお話していきます!
膝の痛みといってもいくつも種類がありますので今回は若年層や運動をしている人向けの内容です。

近年は、マラソンブームで一般の方も大阪マラソンや神戸マラソンといった大きな大会に自己ベストを出すためにエントリーされる方が増えています。その中で特に重要視されるのが膝の使い方です。

膝の使い方で一番負担の少ない使い方はニュートラルといって「足のつま先が正面を向き膝を曲げても捻じれずまっすぐ向いている状態」がよい状態です。
なぜ良いのかというと、捻じれのない使い方が出来れば膝の筋肉の捻じれがおこらず純粋で正常に伸び縮みできるからです。筋肉は本来構造的に存在しない捻じれが生じるとどうしても筋力発揮が出来ず関節や靱帯に負担をかけ痛みの原因になってしまいます。
その捻じれも方向によって痛めやすい部位が変わります。

 

ニーイン(X脚傾向、外反膝)
膝を曲げる時に膝が母趾(親指)側にズレて捻じれる状態。
《痛めやすい部位や病態》
・内側側副靱帯(MCL)
・半月板
・十字靱帯
・変形性の膝関節症

《原因》
・膝に関係する内側の筋肉が強く、外側の筋肉が弱い
・偏平足
・殿筋(お尻の筋肉)の筋力不足、硬さ
・反り腰
などが挙げられます。

 

ニーアウト(O脚傾向、内反膝)
膝を曲げる時に膝が小趾(小指)側にズレて捻じれる状態
《痛めやすい部位や病態》
・外側側副靱帯(LCL)
・半月板
・腸脛靭帯(ランナーズニー)

《原因》
・大腿筋膜張筋、腸脛靭帯の硬さ、内転筋群の硬さ
・殿筋(お尻の筋肉)の筋力不足
・足首や足底、のアライメント異常

などが挙げられます。

 

 

これは、ほんの一部の情報ですので当てはまらない場合でも、もちろん痛みが出現することもあり得ます。痛みが軽度でも膝の構造は難しくあらゆるところがかばい合います。
当院でよく患者様にお話しするのですが「身体は交換できない消耗品」です。

少しでもお悩みのある方は一度当院までご相談ください!!