急性と慢性の対処法の違い
2023年10月23日
皆さんこんにちは!!
今回のフロンティアBLOGは急性期と慢性期の違いと、見極め方やよく聞かれる
Q&Aコーナーで色々とご説明していきます。
まず、急性期と慢性期の違いです
急性期
腰の急性腰痛がいわゆるギックリ腰、首の急性頚部痛が寝違えやギックリ首ですね。
そもそも急性は以前のブログ「筋筋膜性腰痛」でも書きましたが、筋肉や筋膜に急激または反復した小さな負担が積み重なり出現する症状です。
《特徴的所見》
・急に症状が出現する
・以前から患部に違和感がある
・痛みのある部位に炎症がある
・じっとしていても痛みがある(安静時痛)
・動き始め(動いている最中)の痛みがある(動作時痛)
このような症状があります。
急性期症状の最も特徴的なポイントは炎症と安静時痛です。
炎症とは
急性期の炎症には5大症状が現れることが多いので紹介していきますね。
・発赤
・熱感
・腫脹(浮腫)
・疼痛
・機能障害
の5つです。
Q.発赤とは?
A.皮膚が赤くなることです。
Q.なぜ赤くなるの?
A.血管が広がることで血流を多くして治癒を促進させる物質をたくさん患部に送るためです。
Q.熱感はなぜ起こるの?
A.血流がよくなると熱くなりますよね?それと同じです。
Q.腫脹(浮腫)とは?
A.血管の中から外に疼痛を抑制する水分が出ることで浮腫みます。
Q.疼痛とは?
A.疼痛は血管内が破壊されて痛みとなります。
Q.機能障害
A.疼痛は身体からの異常警告信号です。安静にしてもらうことで全身に痛みが広がることを防ぐために出す信号で、それを無視してしまうと悪化してしまいます。そのため疼痛による体の制限がかかります。これが機能障害です。
急性期のセルフでの対処方法と整骨院での治療方法
生理学的に早くて3~4日、おおよそ1週間程は続くと言われます。
その炎症をどれだけ抑えれるかがその後の治療に大きく響いてきます。
そのため、炎症期のセルフケアはまず『安静』『冷やす』この2つをしっかり行ってください!!
ただし、患部を動かさないと血流が悪くなり発痛物質がなくならないので多少の動きは必要です。しかし、ご自身ではその『多少』が判断しづらいと思います。フロンティア整骨院グループでは、多少の運動と消炎処置のため『ハイボルテージ電気』を導入しています。
慢性期
症状はあまり激しくない痛みで、長期間にわたって症状が出続け良くなったり悪くなったりを繰り返す状態
《特徴的所見》
・肩こり
・長年の腰痛
・重ダルさ
・良くなって悪くなってを繰り返す
このような症状があります。
慢性期症状の最も特徴的なポイントは良くなって悪くなってを繰り返すです。
慢性期のセルフでの対処方法と整骨院での治療方法
セルフケアとしては、お風呂に浸かるやストレッチがオススメです!
Q.どこのストレッチをしたらいいの?
A.体はかばい合うため痛い部分だけのストレッチだけでなく全身のストレッチが効果的です。
Q.慢性的な症状にはどのように治療しますか?
A.原因部、かばっている部位しっかりと痛みの原因を洗い出し歪みや慢性症状には整体、筋肉の柔軟性には鍼やハイボルテージ電気など症状に合わせてオーダーメイド治療をご提案させて頂きます。
寛解と増悪
良くなって悪くなってを繰り返す理由としては、『痛みのある部位を別の部位がかばう』からです。
痛みが出る➔かばう➔かばうため姿勢が崩れる➔別の部位が負担を受ける➔痛みが出る
この負のループを繰り返します。かばいきれなくなると日常生活を過ごす中で痛みがずっと出続けることになります。
急性期も慢性期も早め早めの対処が必要で、痛みがなくなったから治療をしなくていいと勘違いしないでください!!
小さな変化から体の歯車がうまく回らなくなりどこかしらに歪みが出ます・・・。
もしかしたら?と思った場合、当院に一度ご相談ください!