肩関節周囲炎 | 原因と対処法

整体×鍼灸×姿勢調整で根本改善

  • 肩が痛くて挙げられない
  • 髪の毛を結ぶ動作が痛くてできない
  • 夜中に肩がうずくように痛い
  • レントゲンで骨に異常は見当たらなかった
  • 肩の動き(可動域)を良くしたい

肩関節周囲炎とは

肩関節周囲炎は一般的に四十肩・五十肩と呼ばれております。
 
肩関節周囲炎〈四十肩・五十肩〉とは
40歳以降に頻発(特に50歳~60歳代に多い)し、原因においてはっきりとしていません(例:加齢や過労、肩関節構成体の変性など)。症状では肩関節の疼痛と運動制限がみられます。
 
石灰性肩炎や肩板断裂などと鑑別が特に必要で、糖尿病や甲状腺疾患、心臓疾患、腫瘍との鑑別も必要になってきます。
 

肩関節周囲炎の症状

肩の変形や筋萎縮が無いもしくは軽度で腫脹や局所の熱感もない。
日常生活において、髪を結んだりとかす(結髪動作)、帯やスプロンの紐を結ぶ(結帯動作)、洗濯物を干すときなどの動き(内旋・外旋、挙上動作と言います)や後ろの物を取る動作が困難となります。
 
 

病期の分類

病期分類(おおむね3期)

1.炎症期(疼痛性筋痙縮期)
2〜12週間程度、疼痛が最も強い時期
 
肩の前方あるいは奥のほうに自発痛(ズキズキうずくような痛み)を感じることが多い時期です。

昼夜に痛みが持続し、夜間痛のため睡眠が障害されることもあります。衣服の着脱などの日常生活が困難になり、運動制限は疼痛による要素が強い時期になります。
 
2.拘縮期(筋性拘縮期)
3~12ヶ月と長期に及ぶこともあります。また拘縮が完成する時期になります。
 
腕を外にひねる(外旋)、内側へひねる(内旋)、バンザイのように腕を上にあげる(挙上)、腕を内側へ折り曲げる(アイーンのポーズ:水平伸展)などあらゆる方向への運動制限、可動域が減少するため、可能可動域内で日常動作をするようになります。
 
髪の毛を洗う動作や女性はブラジャーの着脱が不便になります。
自発痛(ズキズキうずくような痛み)は炎症期よりは軽減しますが、まだこの時期でも就寝時の寝返りで痛みを感じることがあります。温める(お風呂に入る)ことで症状が軽減することが多いです。
 
3.解氷期
拘縮が次第に寛解する(やわらぐ)時期になります。また、日常生活の工夫や保温に努めている間に徐々に肩の動きが改善され夜間痛も改善されてくる時期です。
 

【状況別】肩関節周囲炎に対する3つのアプローチ

自宅でケアをする

【セルフケアのメリット】

  • 自宅でできる
  • 治療費などを抑えることができる
  • 通院などの負担を減らすことができる

【このような方にオススメ】

  • 痛みが軽く、可動域制限も気にならない方

無理なく自宅でストレッチやコッドマン体操(アイロン体操)などを行うことで、関節拘縮を予防することができます。誤った方法でストレッチを行った場合、筋断裂や炎症が出たりして症状が悪化してしまう場合もございます。痛みが強くあるという方は断裂・炎症が悪化する前に専門家に相談して適切な治療を行うようにしましょう。

 

クリニックや病院で治療を受ける

【病院治療のメリット】

  • レントゲンやMRIなどによる画像診断
  • お薬による症状緩和
  • ブロック注射などによる一時的除痛

【このような方にオススメ】

  • 骨に異常があるのではないか?など不安を感じる方
  • 1日~数日間だけでも痛みを注射で押さえたい

骨の異常がないか、関節内での出血や炎症、靭帯などに異常がないかなどをしっかりと自分で確認したい。日常生活や仕事で大事なイベントや試合などがあり一時的にだけでも除痛ができれば…。などの場合は病院での診断、薬の処方などを受ける必要があります。
鎮痛剤による一時的な抗炎症や除痛と保存療法により自然に寛解していくのを待つというのが病院で主に提供されているものになります。

 

整骨院での治療

肩の痛みがあることで日常生活上で不便を感じているという方にとってオススメなのが整骨院での施術です。鎮痛剤(痛み止め薬)による除痛は一時的な効果あるので、何か特別な事情でその時だけを乗り切りたい(試合や大会など)という場合にはオススメです。
しかし、服用の頻度によっては効果が薄らいでいく事を考えると日常的な悩みの改善には適でしておりません。
 整骨院での施術では電療機器などを利用することで血流を良くしたり炎症の早期回復を促すことができます。また、筋肉の柔軟性の確保をするためのマッサージや姿勢など骨格へのアプローチを行うことも整骨院の施術の特徴です。
整骨院での施術の注意点として施術内容や使用している電療機器が整骨院により様々であることが挙げられます。肩関節周囲炎の施術を行う場合、どこの整骨院に通うか?が大切になります。

 

フロンティア整骨院グループでの施術

フロンティア整骨院グループでは上記にも記した病期によって施術方法を変更していく流動的な施術を施します。
 
炎症期
無理に関節を動かさずに運動制限をします。具体的にはテーピングや包帯固定、サポーターなどを用いて肩関節の保護、保温(炎症状態によりアイシングをします。)を図ります。
プラス痛みを少しでも早く取り除くようにハイボールテージ電気療法を行います。
 
拘縮期
ホットパック、 赤外線、鍼灸施術などで温熱療法を行い、硬く拘縮した関節、過緊張を起こしている筋肉に対して関節可動域をあげる整体施術やメディカルストレッチなどの運動療法をお身体の状態に合わせて行います。
 
解氷期
徐々に自動運動域を増やしたり、引き続き整体治療やメディカルストレッチで可動域を増大させていき日常生活に支障が無くなるように最後までサポート致します。
 
 
 
 
 
 
 
 
施術前、施術後の写真になります。
(※施術効果には個人差があります)